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「2200億は流用しない!」という主張は「ワン大阪」の理念と根本的に相容れない~住友教授より(「都構想」の投票日まであと35日)

みなさま、おはようございます、都構想を巡る100日言論戦も本日で65日目となりました。本日は、都構想の未来を占う上でも大変に重要な判断が下される統一地方選の投票日でありますが、それはさておき、都構想というの政策論を中心として、情報を配信して参りたいと思います。
さて、本FB上でも何度かご紹介いたしました、住友陽文教授のメッセージですが、下記にまとめて紹介されていましたので、そのサイト、ご紹介差し上げます。
その中では、拙著を早速ご覧頂いた上で、特に、「ワン大阪にします!」という言説と、「府がすい上げた2200億の市民の血税は、市民のために使いますよ!」という言説とは、根本的に相容れない、矛盾するものである、という指摘、について、強くご賛同頂くコメントを頂いております。
『天牛堺書店で買った藤井聡『大阪都構想が日本を破壊する』(文春新書)を珈琲館で読む。住民投票で問われるのは大阪市を破壊し特別区を置くことで、そうなったら市民の自治と税金は大阪府(都)に吸い上げられるという指摘については明快。
pic.twitter.com/6warrltOWs

藤井氏の本の一つの肝は、いわゆる「都構想」というのは、「府と市の境」を無くす事だということ明確にしたことだ。つまり大阪市民の税金が、維新の側が喧伝するように大阪市域のために必ずしも使われないという事を明らかにしたこと。市域に排他的に使うのだったら「ワン大阪」ではないのだから。」
関連して、次の様なコメントも頂いております。
『橋下氏は大阪府知事時代に、「大阪市が持っている権限、力、お金をむしり取る」と気勢を上げていたのだよ(『読売新聞』大阪版2011年6月30日付、藤井聡『大阪都構想が日本を破壊する』〈文春新書〉95頁からの引用)。
橋下氏をはじめ維新関係者は、大阪市はなくならないとか、市民の税金は奪われないとか、変化しないことを強調するが、ならば何のために都構想をやるのだろうか。大阪市は彼らからすれば最大の既得権益団体であったのではないのか。だから府と市の境を無くすのではなかったのか。』
…..いずれにしても、「住民投票」における
「最大の敵」
は、特定政治家や特定政治勢力ではなく、あくまでも、
「自分自身の思考停止」
なのだということを、改めて思い起こしつつ、本日も、大阪都構想について「考え」て参りたいと思います。
では、本日も、よろしくお願いいたします!