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大阪は、「市」の仕組みで大いに発展してきた。なぜ、それを捨てるのか?

住民投票まで、あと、21日、わずか3週間、となりました。

この住民投票は、繰り返しますが、「大阪市」という仕組みを廃止するか否かを問うものです。

したがって、その判断のためには、移行後の都区制度の問題を考えると同時に、あるいは、それ「以前」に、「廃止か否か」が問われている「大阪市」という仕組みが、大坂にとってどういう意味があるのかを認識することが必要です。

下記グラフをご覧ください。

「大阪市」が100年以上前に誕生して以降、大阪市域の人口は増え続け、大阪は繁栄していきます!

戦争で一時期大きく人口は減りますが、その後、再び人口は盛り返します!

そして、1956年に政令市に指定されて移行、ますます、人口は増加していきます!

ただし、65年ごろから、「スプロール化」(ドーナツ化現象)のあおりを受けて、人口は減少していきますが、90年代からは「都心回帰」の流れをつくり、何とか再び盛り返してきています!

….こう考えると、大阪は、「大阪市」の仕組みの中で、様々な困難(戦争やドーナツ化現象等)を乗り越え、発展してきたことがよくわかります。

それなのにわざわざ、この仕組みを破壊し、行政学のプロ中のプロたちからダメだダメだと言われ続けている「都区制度」(https://satoshi-fujii.com/opinion/#op02)なるものに移行するのは、理性のある者たちが行うべき判断なのでしょうか?

有権者の方には是非、まじめに、この問題に向き合っていただきたいと思います。

では、本日も、この「都構想」の問題を、まじめに、考えてまいりましょう!

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