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『赤旗』に掲載された当方のインタビュー記事の一体どこに、批判される要素があるのでしょうか?

政治学的に分析しますと、今回の大阪ダブル選挙では、維新側陣営は、共産党と自民党が共闘している事が『大問題だ!」というネガティブキャンペーンを展開しているものと解釈できます。

例えば、松井氏の下記発言は、そんなネガキャンの典型例です。

『自民党と共産党と民主党が組んでね、政策まとまるはずがありません。
要は、自民党と共産党って水と油。で、今一番頑張っているのは共産党。(松井氏の11月5日の街頭演説の第一声より)』
http://blogos.com/article/143084/

さて、当方、メディアからのオファーは基本的に全てお受けしているのですが、そんな一つで、赤旗さんに当方のインタビュー記事が掲載されました。
http://matometanews.com/archives/1789210.html

『ウソで固めたブラック・デモクラシー
BY 京都大学大学院教授 藤井聡
(抜粋)
ウソとデマに対しては「真実」が必要です。私は、安倍内閣のもとで内閣官房参与をしています。共産党と立場や政策は違いますが、「真実」のもとに団結し、協力すれば、自民党と共産党の是々非々の一点連携は至って自然な発想です。』

皆さん、この文章の一体どこに、批判される要素があるのでしょうか?

もし、これを批判するなら、「真実なんてどうでもいい、是々非々であろうが、たった一点だけの連携であろうが、兎に角、自民は共産とは一ミリも連携しちゃいかんのだ!!」という事になります。

これは要するに、
「思考停止」
そのものであり
「真実に対する冒涜」
ですらあります。それはいわば、「共産党なんて絶対ダメ・全体主義」と呼ぶべきものです。

そもそも、第二次大戦の時、全体主義のドイツと戦うために、共産主義のロシアと、自由民主主義のイギリス・アメリカが共闘したのですが、今、大阪で起こっていることはそれと同じことなのです。

にもかかわらず、当方のこの発言について、「共産党なんて絶対ダメ・全体主義」的な次のようなネガキャンがネット上で展開されているようです。

『内閣官房参与の藤井聡教授がついに赤旗デビュー 「自民党と共産党が協力するのはいたって自然な発想」』
http://matometanews.com/archives/1789210.html

『そこまで来たか!藤井聡 内閣官房参与として共産党との連携を主張!』
http://yumikw.blog.fc2.com/blog-entry-97.html

『『藤井聡内閣参与 しんぶん「赤旗」に登場 国際的にマズくないのか?』
http://ameblo.jp/scorpionsufomsg/entry-12094964056.html

上記文章を拝見すると、当方の文章を曲解しているデマがふんだんに含まれています。ご関心の方は是非一度、ご覧になってみてください。

これもまた、橋下維新政治が「ブラック・デモクラシー」であることの証左といえそうですね。