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「橋下維新のBPO申し立て」が正当性を欠くのは、「編集プロセス」そのものに不公平が無かったからです。その根拠記事です。

下記デイリースポーツさんの記事には、「橋下維新のBPO申し立て」が、如何に正当性を欠くものであるかを示す、重要なTV局サイドの証言が掲載されています。「BPO申し立て」の正当性は、文字通り、今回の一連の騒動の「中心」的問題でありますから、是非、下記ご一読いただきたいと思います。

まず、橋下維新が申し立てた「放送法四条違反」の疑義は、藤井個人の公平性では無く、番組それ自身、ならびに、その「編集」に関する公平性でもって判断されるべきものです。

そして、TV局サイドは、その「番組の編集」について、次のように言及しています。

「通常と同様、プロデューサー、スタッフ、コメンテーターの藤井聡氏らで意見を交わして作り上げました。最終的にはより分かりやすい文言を、ということでスタッフが考え、プロデューサーがOKを出したものです。」

つまり、番組内容は、当方も含めたスタッフ関係者全員で協議をして、よりわかりやすくする事を目的として、番組として決定したという次第です。このTV局の認識は、当方も完全に同意するものであります。

すなわち、このTV局の番組編集のプロセスの証言は、完璧に100%「事実」である、と、当方からも改めてここで言明しておきたいと思います(なお、上記記述と、「私信」と呼ばれるものとの間に齟齬はない、と言う点も付記しておきたいと思います。そもそも、それが「会議決定である」という事実と、「会議メンバーの意見がそれに反映される」という事実とは整合し得るからです)。

いずれにせよ、橋下維新がBPOの申し立てをするのなら、当方の「私信」と呼ばれるものを曝しつつ、それだけを根拠にするのは、放送法四条の視点から言って著しく不当であると考えます。彼らがもしも正当に申し立てたいのならば、

(1)番組自体の政治的不公平さ

についての証拠を明確にあげて申し立てるか、

(2)(上記にTV局再度から言明されている)番組編集プロセスそれ自身の政治的不公平さ

について、同じく証拠を上げながら申し立てるかをしなければならなかったものと、当方は考えます。

いずれにせよ、BPOの公正な判断を、心から祈念いたしたいと思います。