2015.03.31
「佐々木氏からの藤井批判」(後半)に関するポイント
佐々木氏の藤井批判原稿第三弾が配信されました!
最後は「東京都」のお話ですので、本格的なご批判を期待していたのですが….残念ながら、そのようには思えませんでした。
改めて、近日中にまとめて、「現代ビジネス」誌上で当方の本件についての所見をまとめて公表させていただきますが、この「後編」についてのポインだけ、下記に記載いたします。
佐々木原稿からの引用 『『争論6.「東京23区の人々は、「東京市」が無いせいで「損」をしている。」→筆者など長らく都政を担当し、日常的に東京で生活しているが、東京区部に住む区民の方々から「区部に住んで損をしている」という話など聞いたことはない。』
残念ながら、藁人形。藤井は、「東京23区がもしも「東京市」だとしたら,東京都心はもっとさらに強烈な集中投資が進んでいるだろうことが明らかなのです.」と論じています。佐々木氏は、「そんなことを考えても仕方ない」と無根拠に断じ、この点が事実か否かについて論ずるのを避けておられます。つまり、佐々木氏は、この事実6の事実性については、なんら否定していません。
佐々木氏原稿からの引用 『争論7「東京の繁栄は「都」という仕組みのせいではなく、「一極集中」の賜である。」 →よくそう言われるが、そのメカニズムを説明している人はあまりいない。藤井氏の論稿を読んでも、それは伝わってこない。「巷間言われている」という程度の認識でそう語っているように見える。もし、そうでないとするなら、もっと集中のメカニズムを科学的に論証すべきではないか。』
あのう…..の「東京一極集中のメカニズム」については、山ほど本を書いたり論文書いたりしてますし、昨日のFB上でもそんな話ばかりしてたんですが….. 公衆の面前で大々的なご批判をされるなら、ネットですぐに調べられることなのですから、せめてそれくらいされてもよかったのではないかと…..
….と! いうことで、都構想のみならず、今回いただいた、特別顧問先生からのご批判も「論外」のものと申し上げてもよろしいのではないかと、佐々木氏からのご批判をすべて拝見した上で改めて感じました。
以上、ご紹介まで。