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「なぜ平松元市長が橋下市長を訴えたのか」記事のご紹介~日本が未だまっとうな法 治国家であることを祈念します~

橋下市長を告訴(刑事)された平松元市長の寄稿原稿です。是非、ご一読ください。短い報道だけではよくわからない事の経緯をよくお分かりいただけると思います。

この「100日言論線」で日々さまざまな対応をしていますと、文字通り、「日本が法治国家であること」をついつい忘れてしまいそうになります。

それほどまでに、一般常識はおろか、法すらもを蔑ろにしたすさまじくおぞましい事態が繰り返され、それに対して日々粛々と対応し続けているわけですが、一般の報道は、「事なかれ主義」を基調としつつも、少々おもしろおかしく書き立てる態度が趨勢で、まじめにその問題を取り上げようとする態度はきわめて限られています。

これは、我が国の「自由社会」があらかた崩壊しつつあることを意味しています。

したがってこの言論戦は、ただ単に特定政治勢力との言論戦なのではなく、かつ、その特定政治勢力のシンパとの言論戦というだけですらなく、実は、真摯とはいいがたい報道とそれによって惹起される一般世論あるいは「風評」との言論戦でもあるのです。

そういう作業を、平松氏は現役市長時代から、長い年月重ねてこられてきたのだと考えると、平松氏のご心労と、それに耐えてこられた大阪市を思うお気持ちに、心から敬意を表したいと思います。

この度の平松氏の勇気をたたえると共に、わが日本国家が、いまだまっとうな法治国家としての底力を保持し続けていることを祈念しつつ、平松氏の原稿を、ご紹介差し上げたいと思います