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大阪では、維新の橋下市長・松井市長・吉村市長の下「二重行政は無駄だ、一つにしろ」というコンセプトで様々な「合理化」が進められており、その一環として廃止されたのが、住吉市民病院でした。

大阪では、維新の橋下市長・松井市長・吉村市長の下「二重行政は無駄だ、一つにしろ」というコンセプトで様々な「合理化」が進められており、その一環として廃止されたのが、住吉市民病院でした。そもそも多くの論者は、こうした維新の「合理化」の方針に激しく反対し続けました。それは今日のようなパンデミック(あるいは大災害)のような「まさか」の事態が必ず早晩起こると危惧していたからです。そして、まさに今、危惧していた通りのことがおこったのです・・・。だから、今、 「だからあれほどいったじゃないか!!!」と思っている方が、大阪にたくさんおられるのです。橋下氏はこの問題について反省の弁ともとれるツイッターを出しておられるようですが「だからあれほどいったじゃないか!!!」と今、思ってらっしゃる方にとっては「何を今更言ってるんだ! もう取り返しがつかないじゃ無いか!ヒトの命がかかってるんだぞ!!」と憤っておられる方も多かろうと思います。もちろん、この「住吉市民病院」存続していた場合、コロナ対策において具体的どのように有用であったのかについては検証の余地はあろうかと思いますが、「単純な合理化」が有事においては著しい「不合理」をもたらし、救える筈の命を失わせ得るのは真実。イタリアの医療崩壊は、平時のみを見据えた「合理化」のせいであったことは、今、様々に報道されているとおりです。そして、この「住吉市民病院」がそうした平時のみを見据えた「合理化」の日本・大阪の象徴であったことも紛れもない真実です。政治家・政党は、その「表面」や「ムード」だけで判断しては絶対にならないのです。さもなければ、命すら奪われかねないのが、「政治」というものなのです。是非とも、ご注意いただきたいと思います。そうした一人一人の「見識」こそが、日本を破壊し尽くす「全体主義の嵐」から日本を守る、最強の「抗体」なのです。
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