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「大阪都構想」騒動は、単なる反知性主義であり、全体主義です

大阪都構想や安保法制をめぐる日本の世論、言論の状況を念頭に置きつつ、お話した内容が記事になっています(通信社配信記事なので、いろんな地方で同様の記事があったかと思いますw)

当方の発言紹介部分を抜粋します。

『……京大教授の藤井聡さんは近著「<凡庸>という悪魔」で、現代日本を覆う全体主義の脅威を論じた。

 「反知性主義とされている現象も、全体主義とほぼ同じとみていい」

と話す。病理の源流は70年前の敗戦にあるという。「義、仁、誠、恥」といった戦前の価値が否定され、むき出しの本音を知性で抑え込む『建前』という営みが空洞化していく。最後のとりでだった戦前世代が1990年代に現役を引退し、倫理のたがが外れてしまった。

 歯止めを失った欲望が全面的に展開した結果、少数派をいたぶる「いじめ」が横行、我田引水の改革がブームとなり、成果のためなら手段を択ばない新自由主義が定着したとみる。

 「正直者がばかをみる世相に逆らうのは難しい。弱肉強食の格差社会が反知性の流れに拍車をかけている」』

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