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新自由主義に憑依された現在の日本に「幻滅」した社会学者ドーア氏

戦後間もなく来日し「親日家」として著名な社会学者、ロナルドドーア氏。彼は、昨今の絶望的な日本の実情に辟易し、「嫌日家」となってしまったとのこと。

そんな思いをとりまとめた、書籍

 「幻滅」

の一節に、次のようなものがあります。

「米国のビジネススクールや経済学大学院で教育された日本の「洗脳世代」が、官庁や政党で少しずつ昇級して、影響を増して、新自由主義的アメリカのモデルに沿うべく、「構造改革」というインチキなスローガンの下で、日本を作りかえようとしてきたことが大きな原因だったと思う」

ドーア氏のこの気分は、いわゆる「保守的な精神」を持っている日本人全員が共有するものなのではないかと……感じます。

本当に、残念な話です……以上、ご紹介まで。

(PS 例えば、「既得権益と戦う」という嘘くさいポーズを見せている「改革派市長」が、実際は自身の知人・友人に仕事の大半を受注させるような輩である……にも関わらず、相も変わらず、「改革派市長」としての世論の人気が一向に衰えない……というような実情を見てれば、そりゃぁ、この国自体に嫌悪を催すのも無理からぬものですよね)