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~「うさん臭さ」満載の「維新ジャーナル」。「ゆがんだ世界観」が透けて見えてくる?~

皆様、おはようございます。 大阪が消えて無くなるかどうか、の審判が下るまで、残すところ、後4日になってきました。

繰り返しますが、この「言論戦」は、
「まっとうな理性」と「ふわっとした空気」
との戦い、です。

「まっとうな理性」に基づく投票判断とは、政策の中身の議論に基づく判断のみならず、「ふわっとした空気」に警戒心をいだく「うさん臭い」と思う心に基づく判断です。

このチラシをご覧ください(大阪市内にお住いの先生から送っていただきました)。

これは明らかに「怪文書」の類にしか見えません。通常、こういう「怪文書」は、誰が書いたか分からないことが多いのですが、驚くべきことに、この怪文書、発行人が明白な「維新ジャーナル」という「大阪維新の会」という公党が発行するものだったので、二度びっくり。

これぞ、「うさん臭さ」満載。

これだけ「うさん臭さ」たっぷりのチラシなら、まっとうな人なら「ふわっとした空気」に乗せられるどころか、ますます、この動画で聞ける「とおるちゃんからのでんわ」(引用:https://www.youtube.com/watch?v=KKHfejwzJ44)級に、ドン引きするのではないでしょうか。

しかも、「港の管理や広域鉄道など、投資計画にも大阪市議会議員は大きな権限を持っています」って書いてありますが……

え”っっっっ……何言ってんすか??

その権限を持ってるのは、市議会議員じゃなくて、

「大阪市民」

ですよっっ!!!

公党なのに、こんな基本すらわかってないのは驚きです。

というか、この公党の議員達は、「都市計画の権限は、俺の権限だ!」って思ってるってことでしょうか!? 「市民の権限をお預かりして議論させていただいているのです」という議員として当たり前の筋を理解していないのでしょうか??

いやぁ恐ろしい……もしそうだとしたら、それは相当

「ゆがんだ世界観」

です……ということで、ここまで来ると、この言論戦は、

まっとうな世界 VS ゆがんだ世界

という様相を呈しているとも言えるようにすら思えて参ります。

これじゃぁ、まるで第二次大戦のヨーロッパ戦線(注:東アジア戦線ではありません)。そういえば、あの時は、連合軍が作られましたよね。共産主義(ロシア)と自由主義(英仏ら)が共同戦線を張ったわけですが、それと、今の大阪の(東京から見れば全く理解できないような特異な?)状況と、はっきりとダブって見えてくるのではないでしょうか。

…..何にしても、言論人としては、どういう政治勢力であれ、まっとうな理性、まっとうな世界観に基づく判断を支持し、まっとうな理性に基づく住民判断の実現を徹底的に支援差し上げたいと思います。

では、本日も、よろしくお願いいたします!!

 

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