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宣言します。100日言論戦は「全体主義」との戦いです!

みなさま、おはようございます。「大阪市」がつぶされるか否か、それが決するまであと9日となりました。

「政策論」の視点から言えば、当方は都構想など「論外だ」と言い続けてきましたが、それが如何に正当な主張であるかは、今やまっとうな方々ならば誰が見ても明らかになりました。

表で都構想を擁護しているめぼしい学者4名(https://twitter.com/tonden2/status/595470210452172800参照)は「すべて」大阪市特別顧問(経験者含む)。一方、都構想について批判を述べている学者は(箝口令が引かれている大阪市大、大阪府大の先生方を除いても)たった1週間少々で128名も集まったのです。

一方でご案内の通り、「賛成派」は、4.5億円(マスコミより引用)の政党助成金と、橋下市長の「キャラ」を最大限に活用したテレビCMによる徹底的なイメージ戦略を徹底的に進めています。

つまり今やこの投票戦は「賛成論vs反対論」という「政策論の埒内」の戦いでなく、

「政策論で判断・主張する人々 vs イメージ論・主張で判断する人々」
「議論 vs プロパガンダ」
「理性 vs 雰囲気」

の戦いになってきているわけです。これぞまさに当方が『<凡庸>という悪魔~21世紀の全体主義』で、ハンナアーレントの社会哲学に基づいて描写した、

「自由主義vs全体主義」

の戦いに他なりません。

つまり!

筆者の100日言論戦9合目を超え、残り9日となった本日、ここに高らかに宣言致しますが、その言論戦の「本質」は橋下氏や維新、そのシンパ達との言論戦などではなく、

「全体主義との戦い」

だったのです!!

したがって筆者はこれまで学術的に蓄積してきた、人々の「理性」に働きかけ、呼び覚ますための「処方箋」(http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/01/21/fujii-72/)を徹底的に駆使した「言論戦」を全力で展開します!
この言論戦の勝利は、都構想の賛否ではありません。理性的判断が下されるか否かという一点のみにあります。

ついては皆さん、周りの一人でも多くの有権者、公衆の方々が、イメージ、情操、雰囲気、空気、プロパガンダ、デマ、印象ではなく、理性と議論に基づいて判断する事を企図して、つまり狂気を排除した「正気」の判断が下されることを企図して、残りの9日間、ありとあらゆる人間表現を駆使し、時にユーモアやアイロニーも交えつつ、そして、人間の尊厳を決して忘れず、徹底的に戦いましょう!

なおこの戦いの勝利は、都構想の投票の住民判断にももちろん直結します。なんといっても、「都構想など、論外」なのですから(笑)。

では、本日からの残り9日間、皆様、よろしくお願いします!