2015.04.22
都構想を「うさん臭い」と思う心が、大阪を救います
今、大阪では政党助成金を大量につぎ込んだ都構想推進のTVCMが大量に流されています。そんな中に橋下氏の画像をバックにしつつ「大阪府の赤字を黒字化」というメッセージが流されています。
普通、これを見れば、橋下氏が大阪府の財政を「改善」し健全化したと解釈しますよね。ですが実態は、下記グラフからも明確なとおり、橋下氏が知事に就任してから、大阪府の財政は急激に「悪化」したのです。
借金が増える速度は二倍以上になり、挙句に政府から「起債許可団体」なる形で、財政が不健全だとの「お墨付き」までいただく始末。
(※ 下記グラフは拙著に掲載したもので、大阪府のHPの公表データをそのまま使ったものです。こちらでもご覧いただけます http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/wp-content/uploads/2015/04/tokoso/%E5%80%9F%E9%87%91.jpg )
(※ なお、CM画面は、下記youtubeの一部の紹介です。CM全体は下記を参照ください https://www.youtube.com/watch?t=10&v=hvQlxalrDTs )
誠に許しがたい話ですが、我々一般有権者は、こういう政治的宣伝、とりわけ、こうした「実績」が既にあることがわかっている団体・個人からの宣伝には、常に「疑いの目」を差し向ける態度が必要です。
「うさん臭い」と感ずるこころ、それもまた、全うな「見識」の一つの形なのです。