「悪いものかも」と公言する政策を、公権力が「イメージ戦略」で推進するのは「正しい」振る舞いか?(「都構想」の投票日まであと32日)|藤井 聡

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「悪いものかも」と公言する政策を、公権力が「イメージ戦略」で推進するのは「正しい」振る舞いか?(「都構想」の投票日まであと32日)

大阪都構想を巡る100日言論戦も、本日で68日、投票日まであと32日となりました。

下記でも報道されていますが、おカネさえあれば「ビラもCMも無制限」というのは「法律的」には問題なし、とのこと。
http://www.asahi.com/articles/ASH4D46JMH4DPTIL00H.html

例えば、「(都構想の推進を図る)維新は住民投票の広報予算に4億~5億円を見込み、多くは橋下氏が最高顧問を務める維新の党の政党交付金をつぎ込む。」とのこと(これは大阪での野党第一党の10倍程度の予算規模であることも、この記事からわかります)。

そうした豊富な財源に基づいて、例えば大阪では今、都構想の推進に向けたこういうCMが流されています。
https://www.youtube.com/watch?v=gMLldXHJQuk

これを視聴した大半の一般人は、明白に「イメージ戦略」だと認識することでしょう。しかし、その「イメージ戦略」で進められようとしているものについて、それを進めようとしている橋下大阪市長は、次のように発言しておられるのです。

『大阪都構想は、ある意味で実験です。……結果はやってみなければわからないこともあるでしょう。』
(体制維新 P50 http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166608270

以上の事実をつなぎ合わせて浮かび上がるのは、

「いいか悪いか分からない」としか言えない重大政策が、
「大規模な公的資金をつぎ込んだイメージ戦略」でもって、
「公権力者」によって推進されようとしている、

という構図です。

……

心ある全ての日本国民全員にお伺いします。

この構図で示される公権力者の振る舞いは、本当に「正しいこと」なのでしょうか。無論その答えは一人一人が下さねばならぬものではありますが、是非一度、真面目にこの問題をお考え頂きたいと思います。

さもなければ日本は、「正しくないこと」が白昼堂々まかり通る国へとますま凋落していくであろうことは避けられないに違いありません。

以上、ご紹介まで。