『大阪都って響きがいいから賛成だ』なんて方を見かけたら、真面目に「考える」ことをお願いしましょう。(「都構想」の投票日まであと36日)|藤井 聡

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『大阪都って響きがいいから賛成だ』なんて方を見かけたら、真面目に「考える」ことをお願いしましょう。(「都構想」の投票日まであと36日)

みなさま、おはようございます!

都構想を巡る100日言論戦も本日で64日目となりました。

36日後に迫って参りました住民投票、その一つの論点は、

 「大阪府という名前を、大阪都に変えるかどうか?」

だと言われていますが、これは何十回も繰り返しましたが

 「今回の住民投票で可決されたからといって、
  大阪府が『大阪都』にはならない」

のは、事実です(下記記事には詳しく書かれていますが、大阪都という名前にしたければ、国会で法律を通して、さらにもう一回住民投票しなけりゃいかん、のであります)。

にも関わらず、下記記事では、推進派は、

 「ロンドン、パリのような大阪市に大阪の格を上げたい」

とか

 「東京、大阪の二極で日本を引っ張るためにも『都』がいい」

などと発言していると報道されています。

しかし、そもそも今回の投票で名前が変わるわけでもないし、万一将来、特別の法律が通って変わったとしてももちろん、大阪府であろうが大阪都であろうが大阪県であろうが大阪道であろうが、名前を変えたからと言って、”それだけ”で「格」があがるわけではないし、いきなり日本を引っ張るようになれるわけでもありません。

当たり前ですが名前が変わって変わるのは、「言葉の響き」「イメージ」だけ。

以前、あるTVで、

 「大阪都って、かっこいいじゃないですか」

と言う趣旨のことを、重要な賛成理由としてドヤ顔で公言されているのを目にして、「どん引き」した事がありましたが、そんな発言に納得してしまって万一、「大阪都って、かっこええやんw」ってだけで何となく都構想に賛成している方がおられればーーーたかだか「言葉の響き」「イメージ」のためだけに、600億円の初期投資と、毎年20億円のランニングコストを支払い、大阪市民は、自分の自治体を解体して五分割して2200億円の財源と権限を広域自治体に譲り渡すこと(←これらは賛否を問わず、認めざるを得ない事実です)が、果たして、まっとうな判断なのかどうかーーー是非、じっくりとお考えになってみてください。

そしてそういう方を見かけたら、是非、このように、問うて差し上げてください。

……ということで、今回の住民投票で問われているのはやはり、

 「我々は、どの程度、思考停止をしてしまっているのか?」

という事なのではないかと、当方には思えてなりません……ついては本日もまた、自分自身が「思考停止」してしまっていないだろうかーーを我々一人一人自らに問いつつ、都構想について、しっかりと考えて参りましょう。

では、本日もよろしくお願いいたします!

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