「都構想」の投票日まで71日:「自治を失う」という事が一体何を意味しているのか|藤井 聡

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「都構想」の投票日まで71日:「自治を失う」という事が一体何を意味しているのか

100日間の言論戦も本日で30日目、「都構想」の投票日まで後71日となりました。

この30日間、様々なテレビ、新聞、雑誌での報道が出る度に、本当に日々めまぐるしく状況が変わって参りましたが、本日も、粛々と、「都構想」をめぐる、学者としての所見、様々に発言して参りたいと思います。
昨日のTV放送などの機会をとおして、様々な一般の方々とお話をしていて、つくづく思いますのが、

「自治を失う」

という事が一体何を意味しているのか? について、ほとんどの方が十分に理解しておられないのではないか、ということです。

福沢諭吉の有名な言葉「一身独立し、一国独立す」の言葉の肝を理解しておられる方にとっては、「自治」というものが何か、そして、それを「失う」ということが如何に情けなきことなのか…..という事を直感いただけるのですが(地方自治体とは、ちょうど一身と一国の間くらいの話しですね)、この、福沢諭吉が論じた独立独歩の精神が、我が国で希薄化してしまっていることと関係しているのかも….しれません。
ただ、誰でも、大人になったら「独立したい! 自由にいろんな事を自分で決めて行きたい!」と思うはずなのですが……それでもやはり、話がいきなり「集団」になった途端に、分かりづらくなってしまうようです。
おそらく、この「自治」というものを十分に理解しているかどうかが、実は「都構想」を巡る議論における、最重要課題なのではないかと思います。

ですから、これは、大阪だけの問題ではなく、全国各地の人々の「自治」の問題でもあるのです。日本中の方々も、是非そのような視点からも、この問題に着目いただきたいと思います。