「豊かな大阪をつくる」学者の会シンポジウム開催のお知らせ

特別区(大阪市廃止)と区の合併を考える
~大阪における府市再編問題~

<趣旨>
 平成27(2015)年5月17日の住民投票で、大阪都構想つまり「特別区設置・大阪市廃止」が否決された。それにも関わらず、平成29年2月現在、大阪府市が法定協設置案を議会に提出するという事態に至っている。「直接住民投票での否決」の重みを踏まえれば、否決から2年も経たない内からこうした「再チャレンジ」の行政的動きが生ずること自体が異例の事態である。しかも、推進派は住民投票前に、当該投票は『衰退する大阪を変える最初で最後のチャンス』だと繰り返し言明していた事を踏まえるなら、その異例さは極めて甚大である。加えて、住民投票に賛成した「公明」市議団もその賛成の理由として「このまま1年、2年と協議を重ねても不毛な対立が続き、府⺠のための府政、市⺠のための市政が置き去りにされるだけだ」「最終的には、住民投票をもって住民の皆さんが決定をすべき」と宣言していたところ、「最終的」に否決という決着に至った今、再度の住民投票を正当化する根拠は全く見いだし難い状況である。
 こうした状況を踏まえ、こうした大阪府市の議会で議論されている「特別区=大阪市廃止」「区の合併」「総合区」等に関わる府市再編問題を、学術的視点から多面的に論ずることとしたい。

<日時・場所>
日時: 平成29年4月9日(日)(午後2時~午後5時)
場所: 大阪市立大学(杉本キャンパス)・法学部棟3階・730教室
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access

<報告者>
・冨田宏治・関西学院大学・教授(政治学)
 「合区・総合区・特別区ー決定は民主的に行い得るか?」
・藤井 聡・京都大学大学院教授(公共政策論、国土・都市計画) 
 「5.17住民投票を巡る政治家の『詭弁』と有権者の『勘違い』に関する客観チェック」
・村上 弘・立命館大学教授 (行政学・地方自治論)
 「特別区(大阪市廃止)と総合区(大阪市存続)を比べる ― 府市「二重システム」のメリット」
・森 裕之・立命館大学教授(地方財政学)
 「大都市と住民自治のあり方」
・薬師院 仁志・帝塚山学院大学教授(社会学) 
 「5.17住民投票の特異性:悪法による地方自治の侵害」

<主催>
「豊かな大阪をつくる」学者の会

<ご留意点>
・事前予約はございません。当日満席になりましたら、恐れ入りますが入場をお断りすることもございます。(定員約200名)
・会の進行の妨げになる行為がある場合は、ご退場いただくことがあります。
・問い合わせは下記までお願いします。
メール: sec-tba@trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp
電話: 075 383 3239(恐れ入りますが対応は平日のみ)