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橋下維新で「ポピュリズム」が活性化すれば、左右が連携するのも歴史的必然

今回の住民投票は、自民と共産、つまり、右と左が連携して都構想に反対した、という点が、「話題」になりました。

なんだかその連携を、党利党略のための野合の様に言う論者がかなりいますが、どう考えてもそうとは思えません。

繰り返しますが、第二次大戦のヨーロッパ戦線。全体主義=ドイツ帝国と戦うために、ロシア(左)と英仏(右)が連合を組んだではありませんか。全体主義とは、左右を超えた「恐ろしきポピュリズム」です。

だから、「左」の共産党のみならず、「右」と呼ばれる西村氏も、下記ブログの様に、徹底批判しておられるわけです。曰く、

「郵政民営化にしろ都構想にしろ、論者には我が国が天皇を戴く国家であるとの認識はない。彼らは、税金節約に関して国民受けすると思えば、宮中の伝統的儀式を「税金の無駄使い」と言い出しかねない。」

こういう危機感があったからこそ、右と左が連携したのです(左派はもちろん、都構想に内在する「弱者切り捨て」の論理などから反対したわけです)。

都構想が、左右のイデオロギーを超えた新自由主義(=拝金主義)に支配された最悪のポピュリズムであったと考えるなら、左右の連携は、極めて当たり前の話だった、と言えるわけですね。

なんといっても、新自由主義・全体主義は(赤塚先生がおっしゃる「もうひぇまひゅ」精神 http://livedoor.blogimg.jp/ftbplus/imgs/8/2/82d755bb.jpg の下でw)、右であろうが左であろうが、何もかも切り捨て、売り飛ばしていこうとするものだからです。

そりゃ、右も左も反発しますわなw