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IRONNNAによる「賛成誘導の実態」を解説致します。

(お昼に予告していたIRONNA批判、のメッセージです。長文ですが、是非、ご一読ください!)

IRONNAの「賛成誘導の実態」について、下記でお話しましたが、それについて、さらに解説します。

そもそも、この特集には、当方だけでなく、適菜さんも寄稿していました。

適菜さんも、当方と同様、この特集のタイトルが
「大阪都構想、やってみなはれ」
であることを全く知らされていませんでした。

適菜さんも、タイトルを変えることを要請したそうですが、もちろん、それは受け入れられず、当方と同様、原稿を取り下げることとされたそうです。

https://twitter.com/tekina_osamu/status/599132888261525504

もともと、当方から、IRONNNAさんに原稿を掲載いただけませんか、とお伺いしたところ、どうぞということで寄稿したのですが、まさかこういう特集の一部に組み入れられるとは、全く説明されておらず、大変驚いた次第です。

ついては以下、この特集が、如何におぞましい代物であるかを簡単に解説したいと思います。

(1)「IRONNA編集長」はこう書いています「彼(橋下氏)が発する「甘言」はすべて嘘だと思っている。それでも、「東京には負けへんで!」という大阪人の心をくすぐる、彼の攻めの姿勢には賭けてみたい。」
→ 「すべて嘘」だと思うが、かけてみたいらしい。絶句……です。

(2)さらに「IRONNA編集長」は、「そんなフロンティア精神こそ、大阪の活気の源であると信じたい。」と書いている。
→ つまり、「すべて嘘」にかけるというワケワカな精神こそが、大阪の活気の源らしい。これまた、絶句……です。

(3)さらに「IRONNA編集長」は「都構想を批判するインテリの方々も「橋下憎し」の一点だけで結束しているようにみえてならないのは、筆者だけだろうか。」とも書いている。
→ これは明確な誹謗中傷であり、凄まじい冒涜、ですねw 藤井と適菜氏の原稿を掲載しておきながら、こう書いていたということは、藤井や適菜の原稿は、いろいろと屁理屈を並べ立ててもっともらしいことを書いているが、所詮そんなのは全て心にも無い「嘘」で、本当は、ただ単に「橋下憎し」だけで書いているだけだ、と邪推し、しかも、その単なる邪推を臆面もなく、堂々と原稿のカバー(編集長の総論コラム)で書いた、ってことです。いやぁ、スゴイ感覚。これまた絶句……というか、これはもうギャグのレベルですね。

(4)「はっきり言って対案なき批判は、それこそ「論外の代物」ではないのか。」
→ これこそ、今朝当方が配信した「対案がないぞというデマ」ですねw
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43334

(5)「二者択一の選択で揺れる大阪市民のみなさん、ごちゃごちゃ悩まんと(やれるもんなら)やってみなはれ。」
→ これは明確に「思考停止」を誘発しています。いやぁ、スゴイ。小田嶋氏が言う、「なんだかよくわかんねえけど、とにかくやるんだよ」というヤンキーの精神そのものですね。まさか言論ネットジャーナルの編集長に、こういうヤンキー精神の持ち主が居たとは。。。驚きました。
http://business.nikkeibp.co.jp/artic…/life/20150514/281130/…
。。。。等々、もうほとんどギャグとしか言いようのない、凄まじい内容です。
そして何よりおぞましいのは、藤井と適菜という批判者二人を特集に含めることで、中立を一部装いつつ、編集長の

「大阪都構想、やりなはれ(=やりなさい!=やれ!)」

というメッセージの信憑性を高めようという極めて卑劣な方法です。これもまた、橋下市長がしばしば口にしていた

「偽装中立」

そのものですねw

いずれにせよ、大阪都構想なんて全部ウソだと知りながら、それでもやりたくて仕方が無い、小田嶋氏が言う「ヤンキーの精神」を持った関係者は、実は、マスメディアのそこかしこに潜んでいるようです。そして、こういう手口を使って、一定程度の中立性を偽装しつつ、あからさまな「賛成誘導」をしている、というのが実態の様ですね。

つまりこの一件は、橋下氏の言論弾圧によって、維新よりの報道が多くなっている、というケースのみならず、確信犯的にそうした報道を繰り返す方が、メディア会にはたくさんおられる、という可能性を、明確に示唆していますね。
(※ なぜ、そんな事をするのかわかりませんが、想像はいくらでもつきますよねw)

少なくともメディア界の方々には、小田嶋氏が言う「ヤンキーの精神」で言論という真逆の世界にかかわるようなことだけは、是非とも避けて頂きたいと、今回の件を通して、改めて感じました。

当方の言論戦は、繰り返しますが「理性VS理性あらざるもの」の戦いです。まさか、ジャーナルの編集長が、その言論戦における「理性あらざる者」の急先鋒のような方だとは思いもよりませんでした。

以後、気を付けたいと思います。皆様も、是非、お気をつけください。

そして、5月17日の理性的判断を企図して、できるだけのことを、できるだけ、対応してまいりましょう。

以上(お昼に予告していた徹底批判でありました)、ご紹介まで!